本物の重厚感がある大谷石の石塀、情緒ある景観を演出する大谷石の敷石。外構で大谷石を使って見たいけど風化や変色が気になる、大きなミソの穴や石の値段、地震など心配事が色々あると思います。
新大谷石はそのような大谷石の欠点を解消し、大谷石の長所を生かした大谷石の新しい形です。ここでは天然の肌触りをそのままに伝える新大谷石について詳しく説明していきます。
新大谷石とは
新大谷石は天然大谷石を細かく砕き骨材にし、セメントで固めた擬石大谷石です。天然の肌触りをそのままに伝える新大谷石は、石の里-大谷ならではの豊富な大谷石と、大谷の伝統加工技術が製造を可能にしました。
ビシャンやその他加工は職人の手による手加工製品のため、他のコンクリートブロックでは真似の出来ない美しさと味わいがあります。
新大谷石の特長
大谷石を原料にした新大谷石は、細目大谷石の美しい肌面と大谷石をはるかに超える強度を両立した大谷石の新しい形です。採掘されたばかりの大谷石のような青みを帯びた色合いで、耐水性・耐久性に優れ大谷石に見られるような変色や風化もありません。大谷石が苦手とする外構や寒冷地での使用が可能になりました。高い強度を持つ新大谷石は公園や団地、大通りの中央分離帯など多くの公共事業でも使用されています。
新大谷石はこんな方にオススメ
石塀で大谷石を使用したい方
新大谷石は大谷石と比べモルタルとの相性が良く鉄筋用の穴あけ、横筋加工も可能なため耐震性に優れ、経年変化で大谷石に見られるような風化や変色もありません。耐久性・耐水性に優れる新大谷石は風雨にさらされる石塀に最適です。
新大谷石の石塀は大谷石の伝統加工技術で製造されているため、見た目も重厚感も大谷石塀そのものです。大谷石塀特有の縦ラインチェーン模様(通称チェーン目)を標準仕上げとし、味わいある手加工によるビシャン仕上げ、石積みならではの生角組積み、風抜や小判・大判のすかし、笠木も大谷石塀同様に加工ができます。
ミソがほとんど含まれない新大谷石の石塀は、極上品とされる細目大谷石に匹敵する美しい肌面が特徴的であらゆる建築物に調和しその個性を際立たせます。
門柱で大谷石を使用したい方
新大谷石の角門柱は他のコンクリートブロックとは異なり、大谷石同様に追廻で積み上げていくため600角門柱や750角門柱、900角門柱など、どんな大きさでも対応可能です。
新大谷石の平門柱も、現場に合わせて長さを変えることができるため様々な要望に対応できます。
新大谷石の角門柱はこちらの記事が参考になります。
敷石で大谷石を使用したい方
水や土に触れる場所、人や車が通り摩擦が生じる敷石には新大谷石が活躍します。新大谷石の敷石は長年使用してもチェーン目の跡が残っているほど強度があります。ミソもほとんど無いため、ミソが抜けた空洞に足を引っかけることもありません。他のコンクリートブロックと違い、無垢の状態から加工する新大谷石は、大谷石同様に敷石として使用ができます。その他にも花壇、植樹桝、土留めや擁壁などでも活躍しています。
価格を抑えたい方
ミソが小さく肌面が綺麗なほど大谷石の価格は上がります。新大谷石はミソがほとんどなくきめ細かい肌面でありながら大谷石(細目)よりもコストを抑えることができます。ミソが小さい大谷石が好きで価格を抑えたい方には新大谷石をオススメします。
新大谷石の物性データ (財)建材試験センター
吸水率(%) | 曲げ強さ(N/㎟) | 圧縮強度(N/㎟) | 比重(g/㎤) |
11.9% | 7.95 | 23.3 | 1.9 |
表の数値は平均値です。平成27年8月のデータ(最新版)になります。
まとめ
天然の肌触りをそのままに伝える新大谷石は、大谷石と伝統加工技術を受け継いだ職人の魂が一体となり誕生しました。大谷石の骨材と、大谷の伝統加工技術が揃う宇都宮市ならではのコンクリートブロックです。大谷石の石塀や敷石を検討していて、耐久性やコスト面で不安がある方は新大谷石を使用してみてはいかがでしょうか。新大谷石の形状や寸法はマルオカオフィシャルサイトで掲載しています。